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肩の痛みは肩こりだけじゃない【腱板断裂かもしれませんよ】

  • 2019年8月18日
  • 2019年12月14日
  • 201view

現代病ともいわれている肩こり、

みなさんは経験ありませんか?

以前、私はこんな記事を書きました。

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肩こりの男性

この中で、肩こりについての説明や五十肩との違いなどについて述べています。

また、腱板断裂という肩の病気もあり、それについては、

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手が上がらない男性

で解説していますのでよろしければ参照下さい。

なぜこのように、肩についての事を書くのかというと、

H28年に厚生労働省が発表している国民生活基礎調査によると

病気や怪我で自覚症状のある場所を調査した報告で、

男性:1位腰痛、2位肩こり

女性:1位肩こり、2位腰痛

という結果がでています。

このように、男女ともに腰・肩になんらかの痛み・症状を抱えている人が多いことが分かります。

このことからも、肩についてしっかりと知識をいれ、適切に対処する必要があります。

先日もこんな方がいました。病院外での話です。

あばあちゃん
もうずっと肩の前側が痛くてつらいんだよ。
病院にはいってますか?
おばちゃん
以前は通っていたけど、治らなくやめたよ。でも、病院から連絡があってさ「このままだと動かなくなるから、またおいで」と言われね、どうしようか迷ってるんだよ。
なぜですか?
あばあちゃん
いっても治らないからね。それに、反対の手で支えてあげれば上がるからね。
それ切れているかもしれませんよ⁉

典型的な腱板断裂だと思われます(^-^;

さらにMRIの撮影も行っていないとのこと。

これでは、はっきりしたことは分かりません。

この人が腱板が切れていたら、レントゲンでは分からいということを知っていれば、もしかしたらもっと早くに手術をして手が上がるようになっていたかもしれません。

また、家族や周辺の人が知っていたら、対処できたかもしれません。

前置きが少し長くなりましたが、今回は基礎知識として知っておいてほしい腱板断裂について解説します。

腱板断裂は誰でもなる病気です。特に50代以上は要注意

以前の記事では、腱板断裂の可能性がある人としてキャッチポールやバレーなど腕を高く上げる動作を行った際に痛める人がいると書いています。

これは特に若い人ほど多く、スポーツでの怪我や転倒や事故などの外傷で切れる人がいます。

しかし、50代以上になると少し変わってきます。

ある村の住民を対象に、肩の状態を調査した報告がいくつかあります。

その結果は

腱板断裂のあった人

・50代で約11~20%

・80代で約37~50%

そのうち痛みのない人

・50代で約半数

・80代で約2/3

という結果でした。

さらに、このうち

・スポーツや怪我などの外傷は2割

・目立つ原因はなく加齢によるもの8割

というものでした。

このことから、50代以上になれば5~10人に1人は何の原因もなくすでに切れている可能性があり、このうち2~5人は実際に痛みがでたり、腕が上がらなかったりするわけです。80代以上になると10人に1人は切れていることになります。

こう考えると、けっこう身近な病気ですよね(^-^;

腱板断裂の症状

主な症状は

・肩の痛み(肩の前側が痛むことが多いです)

・胸より上に腕が上がらない(関節が硬くなる)

・顔の高さで力が入らない(筋力が弱くなる)

この3点になります。

特に痛みは夜寝ている時にズキズキと痛んで、夜中に目が覚めるほど痛み人は何らかの炎症が起きている可能性が高く、要注意です。

しかし、約半数以上の人は自覚症状のない人でした。

では、この人たちは何も問題ないのでしょうか?

これについても調査されている報告があります。

・自覚症状はないが腱板が切れている人、切れていない人にそれぞれアンケート調査をとりました。項目は日常生活で困っていることはないかを尋ねる質問形式です。結果は切れている人達の方が、3.6㎏の物を肩の高さまで持ち上げるのが難しいと答えた割合が多かったそうです。

このことから、自覚症状のない人達も切れているという事実は変わらないため、筋力が弱くなっていることが、考えられます。

そのため、重量物を抱えるなど肩に負担をかけると、症状が悪化してしまう可能性があり注意は必要です。

腱板断裂のチェックポイント

以上のことから、みなさん一度肩のチェックをしてみて下さい。

痛みがなくても、もしかしたら・・・

1.鏡の前でバンザイしましょう:あきらかな左右の違いがあれば、次のチェックへ

2.今度は寝たまま、バンザイしましょう:あきらかな左右の違いがあれば、次へ

3.今度は上がらない腕を反対の腕で手伝って持ち上げてみましょう(または他の人に腕を持ち上げてもらいましょう)

4.最後はみなさんです。500mlのペットボトルに水を一杯入れて、顔の前まで持ち上げて10秒保持します。できた人は休憩後、今後は横に広げて10秒保持します。

いかがでしたか?

1.4が問題なくできた人は切れている可能性は低いと思います。

2.3で手が上がったけど、4ができなかった人は切れている可能性があります。

1.2.3.も左右の差があり、4はできた人は切れているまたは拘縮している可能性があります。拘縮については五十肩の次は拘縮肩!?あなたの肩は固まっているかもしれません。を参照してみて下さい。

※一般的にこうなりやすいという検査のため、例外の人もいます。少しでも不安のある人はすぐに病院で検査して下さい。

もちろん、切れていても痛みがなく腕も上がる人はいます。その人たちもすぐに病院にいく必要があるのかというと、そんなことはありません。何かしら、日常生活で不便に感じるようになってきたり、痛みが強くなってきたらすぐに病院へ行くことをお勧めします。

痛みのある人は整体ではなく、まずは病院にいきましょう

理由は簡単です。切れているのかどうかは見た目で分からないためです。

MRI検査や超音波検査による画像での診察がなければ、はっきりとしないのです。

注意としてはレントゲンは骨しか分かりません。

腱板は筋肉の怪我なので、絶対にMRIか超音波を行って下さい。

もちろん、熟練の先生なら上記のようなチェックや診察である程度の目安はつけれると思いますが、あくまでも予測にすぎません。

そこがはっきりしないまま治療を続けると、いくら通い治療しても治らない可能性があり、分かった時には重症化しているかもしれません。

なので、まずは病院でしっかり診察を受けて、先生の指示をもらいましょう。

逆に、これらの症状を訴えても、整体の先生が病院でも診察を促さない場合は、そこの先生は肩に関していは慣れていない可能性がありますのでおすすめはできません。

慣れた先生なら必ず提案はしてくれると思いますので、そんな先生なら安心ですね。

また、病院でも慣れていない先生はレントゲンしかとりません。万が一、先生がレントゲンしかとらないと言えば、ここの知識を使いMRIや超音波で検査してもらうよう伝えて下さい。

ダメなら病院変えましょう。

同じ整形でも、先生によって得意分野があり、はっきり言って慣れていない先生は全然分かっていません(^-^;

昔みたいに先生が全てではないので、まずは自分でも調べてから病院にいくのがいいと思います。

まとめ

・誰でも腱板は切れている可能性があります

・自覚症状のない人もいます

・バンザイして自分の状態をチェックしておきましょう

・何かあればまず病院でMRI検査です

自分の体は自分で守っていきましょう(^^)