肩が痛いみなさんへ
などなど、疑問に感じていることはありまんか?
この記事ではこれらについて疑問を解決していきます。
そのうち5年間は肩の病気(五十肩、腱板断裂、拘縮、脱臼など)を中心にみてきました。
(時間にすると、毎日5時間 月100時間 年1200時間 合計約6000時間)
特別な技術や知識があるわけではないですが、多くの利用者さんと関わってききました。
この記事では、その経験を踏まえて、利用者さんからよく聞かれる質問などを中心に、
みなさんが疑問に思っていることや、知って頂きたいことを、できるだけ簡潔に、わかりやすく解説していきたいと思います。
五十肩とは
五十代前後になんらかの原因で肩を痛め、肩に炎症がおきている状態を五十肩といいます。
詳しくは下記のリンクより確認してみて下さい。
肩こりと四十肩の違いって何ですか? 四十肩と五十肩も違うんですか? どうやって見分けたらいいですか? こんなお悩み解決します。 H28年に厚生労働省が発表している国民生活基礎調査によると 日本人が痛みを感じている場所は 男性:[…]
痛みの時期チェックポイント
痛みのタイミングチェックポイント
・日中じっとしてても痛みがある →→→ 安静痛
・夜寝ていると、肩の痛みやうずきで目が覚める →→→ 夜間痛
・昼も夜もじっとしていれば痛くない →→→ 運動痛
・日中肩を動かすと痛い →→→ 運動痛
・夜寝がえりをすると痛い →→→ 運動痛
※安静痛・夜間痛を選んだ人は炎症の可能性が高いです。
※運動痛を選んだ人は炎症以外の可能性が高いです。
痛みの時期は必ずしも当てはまるとは限りません。
痛めてからの安静度によって、炎症の治まる時期が変わってくるためです。
そのため、痛みのタイミングと合わせて確認してみて下さい。
どちらも炎症であれば、炎症の可能性が、それ以外を選んだ人は別の可能性があります。
拘縮肩とは
炎症以外の可能性として考えられるのが、拘縮肩です。
拘縮とは関節が固まっている状態です。
こんな人を見たことありませんか?
・腰が曲がってしまっているお年寄り
・骨折後、ギプスで固定していたら関節が動かなくなった人
これらの人々と同じ現象が肩を痛めた後でも起こります。
肩の動きチェック
・仰向けで寝て、両手でバンザイして下さい。両手は同じ高さまで上がりますか?
・座って片手ずつ背中に手をまわして下さい。両手は同じ高さまで上がりますか?
誰でも左右差はあるので、違いがあることに問題はありませんが、極端に左右の差がある人やこの動きをした時に肩が痛い人は拘縮の可能性大です。
なぜ拘縮で痛いのか?
骨と骨には隙間があります。これが、関節です。
この隙間のおかげで骨と骨はぶつかることなく、スムーズに動かせることができます。
しかし、拘縮によってこの隙間が狭くなったり、隙間をスムーズに動かせなくなると、関節がつまり痛みを感じるようになります。
また、関節が固まることで、まわりの筋肉も硬くなります。
この硬くなった筋肉を伸ばす際にも、痛みを伴います。
拘縮の原因
- 肩が痛くなる
- 痛いから安静にする
- 痛みは治まってきたけど動かすと痛いから痛くない範囲だけ動かす
- 動かせる範囲が狭くなる
この流れで関節が固まります。
人によって、生活や仕事で手を使う範囲は違うため、固まる範囲はバラバラです。
なので、普段使いでは困らない人などは、知らず知らずのうちに固まっているケースもあります。
一度、見直してみて下さい(^^)
※注意
関節が固まるからといって、痛いのを我慢して動かし続けるのも体には良くありません。
痛みの原因は様々です。この記事で症状が当てはまる人は自己判断せずに、まずは病院で診てもらって下さい。