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慢性的な腰痛ありませんか?【適切な対処法も紹介します】

  • 2019年9月13日
  • 2019年12月15日
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私は病院に勤務し、11年目になる理学療法士です。

みなさん腰の痛みで悩んでいませんか?

腰の痛み長く続いていませんか?

H28年に厚生労働省が発表している国民生活基礎調査によると

病気や怪我で自覚症状のある場所を調査した報告で、

男性:1位腰痛、2位肩こり

女性:1位肩こり、2位腰痛

という結果がでています。

日本人は腰痛で悩んでいる人が非常に多いことが分かります。

さらに、毎年9月8日は世界理学療法の日として制定されており、世界中の理学療法士が世界の人々へ健康やヘルスケアなどに関する啓発活動を行っています。

2019年の世界理学療法の日のテーマになったのが「慢性疼痛」です。

慢性疼痛は腰に限った話ではありませんが、特に多いのが腰痛と言われています。

世界中でみても腰痛は深刻な問題であることが分かります。

今回は、世界理学療法連盟が作成して冊子を参照しながら、みなさんに慢性疼痛による腰痛について解説していきたいと思います。

腰の痛みを引き起こす病気とは?

みなさんは「腰の痛み」と聞いた時や腰が痛い時にはどのような病気を想像しますか?

一般的なものでいえば

・ぎっくり腰(急性腰痛症)

・椎間板ヘルニア

・脊柱管狭窄症

・坐骨神経痛

・圧迫骨折

このあたりですかね。

椎間板ヘルニアについてはこちらの記事で

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脊柱管狭窄症についてはこちらの記事で

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病気の種類に関わらず、怪我や手術などで組織を痛めたことで起こる痛みを急性疼痛といいます。

※疼痛とは痛みのことです

急性疼痛は、誰にでも起こりうる痛みであり、時間の経過とともになくなります。

痛みは組織が傷ついて、炎症を起こしているため出現します。

そのため、炎症がおさまり、組織が回復すれば痛みはなくなります。

組織の回復にかかる時間は、傷つている場所や個人差がありますが、

およそ3~6ヶ月ぐらいと言われています。

この期間内に怪我や手術による痛みはなくなります。

慢性疼痛とは?

急性疼痛に対して慢性疼痛というものがあります。

世界理学療法連盟によると慢性疼痛とは

慢性的(持続的、長期的)な痛みとは三か月以上続く痛みの事です。
怪我した後の治癒過程で生じる痛みよりも長期間続く痛みと定義されます。

とされています。詳しくはこちらを確認して下さい。慢性疼痛とは?

簡単に言うと以下のようになります。

・骨折や手術後などの組織の損傷などが治っている

・レントゲンやMRI、血液検査などに異常がない

・でも痛みがずっと続いている

これは、腰に限らず肩や首など、どこの痛みでも同じ状態になる可能性がありますが、特に腰痛後が慢性疼痛になりやすいと言われています。

なぜ慢性疼痛になるの?

例えば腰で考えてみます。

仕事で普段持たないような重たい荷物かかえた時に腰にギクッとした痛みがはしります。

この時の痛みは翌日には消えているのですが、再び同じ動作で同じ痛みがでます。

すると、重たい荷物をかかえると腰が痛くなるんだなと脳が記憶します。

そして、この感情がどんどん強くなると軽い荷物でも腰を曲げると痛みがでると思い込んでしまいます。

さらに、普段からできるだけ腰を動かさないようになります。

次第に、動かせる範囲が狭くなり行動できなくなっていきます。

行動しなくなることで、体が硬くなり、筋力が落ち、体力はなくなります。

そして、ちょっと動くだけで痛い・きついとなります。

さらに動かなくなり、硬くなり体力が落ちます。

このような悪循環が慢性疼痛の原因の一つと言われています。

この例はかなり極端な例で、この状態までなるとうつ症状などもでてくる大変危険な状態です。

ここまでなくても、もしあなたが腰が痛ければどうしますか?

やっぱり動かさないですよね。

できるだけ痛い思いはしたくないから、痛みが治まるまで動かさないですよね。

これがきっかけで慢性疼痛になる可能性も十分にあります。

慢性疼痛への対処法は?

世界理学療法連盟では運動することをすすめています。

運動のメリットとして

・柔軟性:柔軟性と可動性を維持します

・心血管系:心臓や血管を丈夫にします

・筋力:筋肉の状態を維持・向上させます

・気分:気持ちや幸福感を向上させます

・疼痛管理:疼痛をコントロールし活動参加への自信を向上させます

・自己管理:不安を取り除きあなたの人生を取り戻します

以上の6つがあげられています。詳しくはこちらをご覧ください。慢性疼痛と運動

上記で慢性疼痛になる流れを書きましたが、やはり安静にしすぎることが、慢性疼痛の一要因となっています。

昔から言われている間違った認識として

痛みがあればそれは害である:経験した痛みの程度は、怪我や組織損傷の状態を正確に反映していないことが多いです。たとえ活動が痛みを伴っても、それが必ずしも害であるということではありません。
安静にして休むべき:安静にするよりも、活動や仕事へ復帰することの方が回復や再発防止に良いです。2日間以上、動かなかったり安静にすることが有益であると証明されたことは決してありません。
・背中を曲げたり物を持ち上げると腰痛が悪化する:腰痛がある状態で、背中を曲げたり、物を持ち上げる事は痛みを伴うかもしれませんが、背中を曲げたり、持ち上げるための動きやすさや力を向上させることは重要です。ウェイトトレーニングを含む、多くの種類の運動は、大きな恩恵をもたらすことができます。

慢性疼痛の神話より一部抜粋

このように安静にしすぎるのではなく、適度に動かして運動しましょうと言われています。

もちろん、いきなり自分で考えて運動するのは難しいです。

そのために、私たち理学療法士がいます。

こちらの慢性痛を制御するにはという冊子にもありますが、

私はたちは、個別の状態に合わせた、治療や運動のサポートができます。

もちろん、このようなブログ記事などインターネットに情報はたくさんありますが、それらに記載してあるのは、あくまでも一般論です。

一人一人に個性があるように、姿勢も違えば仕事も違う、同じ家事でもやり方が違う、それぞれやりやすい方法をとっています。

その中で、腰にストレスを与えている動きや姿勢があれば、それを改善しないと、慢性疼痛はなおりません。

もし、腰や肩など慢性疼痛でお悩みの方は一度、病院にいくことをおすすめします。

まとめ

慢性疼痛は誰でもなる可能性があり、世界中で問題になっています。

特に怪我した覚えがない人で3ヶ月以上、痛みが続いている人は一度病院でみてもらいましょう。

また、すでに病院いっているが、薬や注射だけで終わっている人はいませんか?

特に強い鎮痛剤としてオピオイドというものがあります。

・錠剤:トラマール、トラムセット

・貼付剤:フェンタニル貼付剤

・注射:モルヒネ

これらは麻薬性鎮痛剤といわれ、主にガン患者の疼痛緩和に使われます。

しかし、トラマールやトラムセットなどの比較的弱い薬は、その他の痛みにも使用されることが多々あります。

もちろん、全ての薬が悪いわけではありませんが、薬はあくまでも痛みを和らげるものであり、完治させるものではありません。

根本的な問題を解決するためにも、理学療法をうけ、薬を止める・減らせる努力も必要ではないかと思います。

こちらの慢性疼痛とオピオイドの危険性を参考にして下さい。

少しでも参考になればうれしいです。