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その腰の痛みヘルニアかも【重労働の方は要注意】

  • 2019年9月15日
  • 2019年12月15日
  • 107view

私は、11年目の理学療法士で、今も病院に勤務しています。

病院に勤務していると様々な症状の患者さんと会いますが、一番多いと感じるのは腰痛です。

もう、ほとんどの患者さんが腰痛持ちではないかというくらい腰痛の訴えをする人は多いです。

さらに、H28年に厚生労働省が発表している国民生活基礎調査でも

病気や怪我で自覚症状のある場所は

男性:1位腰痛、2位肩こり

女性:1位肩こり、2位腰痛

となっています。

しかし、腰痛といっても、原因となる病気は様々です。

・ぎっくり腰(急性腰痛症)

・椎間板ヘルニア

・脊柱管狭窄症

・坐骨神経痛

・圧迫骨折

などがあげられます。

これらの病気によって引き起こされる痛みは、適切な治療を行えばおよそ3ヶ月程度で治ります。

しかし、その中でもレントゲンやMRI上で良くなっていても、痛みがなくならない人もいます。

そのような人達の痛みを慢性疼痛と呼びます。

腰痛の慢性疼痛は「骨折や組織の損傷がないのに、3ヶ月以上続く痛み」とされ腰痛の中でも最も多いと言われています。

※疼痛とは痛みのことです。

慢性疼痛に関しては下記の記事をご覧下さい。

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それに対して、骨折や組織の損傷によって引き起こされる痛みを急性疼痛といいます。

今回は、その中でも特に若い人や重労働の人がなりやすい、椎間板ヘルニアについて解説していきます。

腰の位置を確認しておきましょう

まずはこちらをご覧ください。

これは、横からみた背骨です。

画面に向かって左側が胸の方、右側が背中の方になります。

そして頸椎の上に頭が、仙骨・尾骨のところがお尻です。

背骨は骨が多く、

・頸椎7個

・胸椎12個

・腰椎5個

・仙骨5個

・尾骨1個

これだけの骨があります。

この中で、腰椎と書いてある場所がありますが、ここが腰になります。

よく勘違いで多いのは、仙骨を触って腰が痛いという患者さんです。

仙骨はお尻なりますから、正確には腰ではありません。

ここの痛みに関しては、こちらの記事に記載していますので参考にどうぞ(^^)

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ヘルニアについて確認しておきましょう

みなさん分かりますか?

腰が痛くなることは分かっていても、その腰の中がどうなっているか知らない人もいると思います。

こちらの画像をご覧ください。

背骨の一つ一つを椎骨といいます。

上記の頸椎から尾骨までの図をもう一度確認して下さい。

骨と骨の間に隙間がありますよね。

ここに椎間板という骨と骨を守るクッションがあります。

普段このクッションは動くことなく、これのおかげで骨同士がぶつからないように守ってくれます。

しかし、あることが原因で椎間板が背中の方に動いてしまうことがあります。

背中の後ろ側には神経が通っており、この神経を椎間板が圧迫することで、痛みや痺れが出現します。

さらに、正確にいうと、この椎間板のなかに髄核と呼ばれるものがあります。

ヘルニアになる順序としては、

  1. 椎間板が傷つき断裂する:椎間板が傷ついた痛み
  2. 椎間板から髄核が後方にずれる:神経の周りの靭帯などが圧迫された痛み
  3. 髄核が神経まで圧迫する:神経による痛みや痺れ

このような順序で症状はひどくなり、痛みの原因も異なってきます。

上記のような状態ですね。

ちなみに、レントゲンでは骨しか分からないため、必ずMRIの撮影が必要になります。

ヘルニアになる原因を確認しましょう

主な原因は2つです。

・仕事(重労働なのか軽作業なのか)

・年齢(加齢による椎間板の変性)

仕事の影響によるヘルニア

仕事に関しては、やはり重労働の人がなりやすいです。

事務職などの軽作業の多い仕事よりも、トラックの運転手や機械系の運搬などがある仕事の方が、発症リスクが3倍もあります。一番リスクがないのは専業主婦です。

しかし、原因は職業よりも、仕事の内容や普段の動作の方が大事だと思います。

仕事で 11 kg以上の物を何度も上げ下げするような動作,また子どもの抱っこを何度も繰り返す人、さらに持ち上げながら捻ったりする様な人はヘルニアになる危険性が高いです。

年齢の影響によるヘルニア

年齢別での発症率は

・10 代 9.8%

・20 代 37.9%

・30 代 27.5%

・40 代 17.0%

・50 代 6.0%

・60 代 1.8%

このようになっており、40代までがなりやすいです。

この要因もはっきりとは分かっていませんが、先ほどの仕事との関連があると思います。

主に、40代までの若い世代は現場仕事が主ですが、50代になってくると現場監督や管理が主な仕事となり、そこまで自分が重労働をすることは少なくなります。

また、60代以降であれば退職し活動量が減少するため、発症率が下がるのだと考えられます。

しかし、50代以降の方も要注意です。

加齢にともない、椎間板自体が脆くなってきます。

若い人よりも柔軟性がなくなり、少しの刺激で椎間板が傷つく恐れがあります。

そのため、若い人は重量物を持つことがリスクとなりますが、高齢になればなるほど日常の何気ない動作がリスクとなる可能性があるため注意が必要です。

ヘルニアの確認方法

はっきりいって自己判断は非常に難しいと思います。

なぜなら、腰痛の原因は本当に多いからです。

その中で、「この痛みはヘルニアだ」と断定することは無理です。

なので、痛みが続くようならすぐに病院にいきしょう。

先ほども言いましたが、MRIでなければ断定できません

町医者でレントゲンしかとられなかった、MRIをとれる病院へいって下さい。

ただし、その前の簡単な確認だけは知っておきましょう。

この3つだけ覚えておいて下さい。

・痛みの種類

・痛みのでる姿勢、動作

・痺れの確認

ヘルニアの痛みの種類

必ずしもヘルニアの程度と痛みの強さが比例するわけではないので、痛みが強いからヘルニアとはいえません。

そもそも痛みの感じ方が人それぞれ異なるため、強さの程度では判断が難しいです。

ここで確認しておきたいのは、痛みの場所です。

今、腰が痛いあなた、その場所を触って下さい。

指一本でピンポイントに触れますか?

漠然と腰が全体的に痛いですか?

もし漠然とした痛みであれば、その痛みは筋や関節の痛みではなく、椎間板の影響があるかもしれません。

ヘルニアによる痛みのでる姿勢・動作

腰が痛くなってすぐや、痛みが長く続いていると何をやっても痛み感じ、何をしてても痛くなります。

しかし、実際は痛みのない・または少なくなる動作があるはずです。

無理のない範囲でかまいません。確認してみましょう。

まず座っていても痛いですか?

それなら立ったままでやってみましょう。

ゆっくり前かがみになります

次に天井をみます

左右に体を倒します

左右に捻じります

いかがですか?どの動作で痛みがありましたか?

どの動きでも痛みが強い人は、まだ炎症が強い可能性があります。

前かがみで痛みが強く、天井をみたら痛みがやわらぐ人はヘルニアの可能性があります。

また、左右に倒したり、捻じった際に片方だけ痛みが強くなればそちら側の神経だけ圧迫している可能性があります。

ヘルニアによる痺れの確認

ヘルニアが神経を圧迫していると、痺れを伴うことが多いです。

さきほどの姿勢の確認時に痛みとともに痺れも伴えば、神経まで圧迫されている可能性があります。

痺れる場所は、神経が圧迫されている場所によって異なりますが、腰のヘルニアであれば、足のどこでも痺れる可能性があるため、病院などでその場所を伝えて下さい。

※これらはあくまでも簡易的な物です。断定はできません。また、ヘルニア以外の原因も重複している事も多いです。まずは病院へいきましょう。

ヘルニアによって腰に痛みがでた時の対処法

どうしても病院へいく時間がなく、とりあえず対処したい場合です。

・温める

・市販のコルセットを使う

これがすぐに効果がでると思います。

腰が痛いと、動かさなくなり、まわりの筋肉が硬くなります。

この筋肉の硬さによって、循環が悪くなり痛みを助長します。

それを和らげるのに最適なのが温めることです。

蒸しタオルでもいいですが、こちらもレンジで簡単に温められるのでお勧めです。

次におすすめは市販のコルセットです。

前かがみになることで椎間板が後方にずれて神経を圧迫するため、前かがみの際に腰をサポートしてくれます。

病院にいける人は病院でも買えますので必要ないと思いますが、どうしてもいく時間がない人は使用してもいいと思います。

CMでもお馴染みですよね(^^)

ただし、注意して頂きたいのが、コルセットに頼りすぎないことです。

理由は腹筋などの筋力が落ちてしまうからです。

どうしても痛いときだけ使用しましょう。

また、これらはヘルニアに限らず、腰痛の人におすすめですよ。

まとめ

今回はヘルニアについて簡単に解説していきました。

少し、イメージできたでしょうか?

ヘルニアは特に若い人がなりやすいため、注意して下さい。

軽傷であれば、手術をすることなく保存療法で治る人もいます。

ただし、重症化すると手術で椎間板を取り除くなどの処置が必要になり、治るまでに時間がかかります。

これを読んで怪しいなと思った人はすぐに病院で検査しましょう。

少しでも参考になればうれしいです(^^)