みなさんは老後資金2000万円準備できますか?
一時話題になり世間では
「突然そんなお金容易できるわけないだろ」
「国が保障してくれるんじゃなかったのか」
「このままじゃ老後が心配」
など、焦りや怒り・不安の声が多く聞かれましたよね。
私はというと、2019年7月からつみたてNISAを始めており、そのお金を教育資金や老後に使おうと思っていました。
しかし、これだけでは到底たりません。
そして私は他の選択肢に知りません。
そこで、この本を見つけました。
有名な投資家5名がそれぞれ違う方法で、2000万円作る方法を教えてくれるという、なんとも贅沢でお得な本です。
今回は、この本を読んで学んだ投資方法について簡単に解説し、それに対して私が感じたこと、今後どうしようと思ったかをそれぞれ解説していこうと思います。
※投資初心者のため、私自身まだ昇華できていません。非常に浅い見解になることをご了承下さい(^-^;
はじめに
前提として、私の現在の投資状況をお伝えします。
・つみたてNISA(私):楽天・全米株式インデックスファンド
・つみたてNISA(妻):楽天・全世界株式インデックスファンド
・投資信託(月3万円):eMAXIS Slim米国株式
これらに投資しています。
現在の経過を知りたい方はこちらをどうぞ。
先月より始めたつみたてNISAの月間レポート2回目です。 前回のレポートはこちらからご覧下さい。 [sitecard subtitle=関連記事 url=https://minaoshiblog.com/tsumitate-nisa-rep[…]
その他の投資はしておらず、現在検討中です。
そして本書の特徴ですが、9つのパターンを想定して投資方法の説明をしてくれています。
投資資金 | 投資資金 | 投資資金 | |
55歳 | 100万 | 300万 | 500万 |
45歳 | 100万 | 300万 | 500万 |
35歳 | 100万 | 300万 | 500万 |
この中でみなさんはどれが当てはまりますか?
私は2019年現在ちょうど35歳で投資金は300万まで可能です。
この中では2番目に有利ですね(^^)
それぞれの条件下のもと、65歳までに2000万円を貯める方法を解説してくれています。
※以下、目次タイトルも書籍を一部抜粋してます。
1限目:相場式(あいばしき)チャート活用術【相場師郎】
この章を読んだ率直な感想は、
です。
ここで提案されている方法は、チャートをしっかりと分析し、「買いの株」、「売りの株」を見極め、1週間程度での売買を繰り返し、月々数万円の利益を上げていこうという投資です。
35歳300万の投資が可能な私の場合は、
67万÷12ヶ月で月に5.6万円
5.6万円÷4週で1週間に1.4万円の利益を上げればよい
という考え方です。
同様の計算で
・45歳なら20年で年間100万、週に2万
・55歳なら10年で年間200万、週に4.1万
これプラス投資資金が多ければ、期間が短くなるとうことです。
これだけみてみなさんどう感じますかね。
35歳でも週に1.4万ですから、投資初心者の私からしたらとてつもなく難しく思えます(^-^;
ましてや55歳のケースなら、まず無理です。
ただし、著者の相場先生も当然簡単ではなく、とてつもない努力が必要であるとおっしゃっています。
目安のトレーニング期間
B期:少額トレード期間6ヶ月~3年 実践で少額からトレード
C期:技術習得期間4~10年 早ければこの時期に達成できるかも。
D期:安定期11~20年 遅くてもここで到達
E期:億り人21年~30年 もはや億り人レベルに
特に、A期ではチャート分析だけでも過去のもをみて3000回はシミュレーションするよう言われています。
詳しくは本書を購入して確認して頂きたいですが、やはり簡単ではありませんね。
副業で週に1.4万を稼ごうと思ったら、週に2日程度アルバイトしないといけません。
それも65歳までずっと。
その労力をこの学習につぎ込むことができれば、最初の3年は大変だと思いますが、それ以降がどんどん楽になっていくような未来も想像できますね。
また、本書の中にはチャート分析の見方が丁寧に解説しており、初心者の私にも分かりやすく、「これならすぐ勝てるのではないか?」と思わせてくれる内容でした。
ただし、この考えが危険で、慢心することなく徹底的に努力・分析することが大事だとおっしゃっています。
ちなみにチャート分析の用語には
・高校生タイム
・パンパカパ~ン(PPP)
・エグザイル
・ショットガン投資
など、おもしろい用語が揃っていますね(^^)
私は今までチャートの見方が分からなかったので、今後は少しずつ勉強していこうと思います。
2限目:現実的な利回りから2000万円達成を考える【かぶ1000】
この章は基本的な長期投資の利回りから、どのようにすれば達成できるかを解説しています。
長期投資の利回りは、よくて年間7%程度ですから、仮に65歳まで7%で運用できたとして、達成可能なのは
になるそうです。
よかった~(^-^;
私はギリギリセーフです。
ですが、アウトの方も安心して下さい。
ここではその他の方もどうしたらよいのか解説してくれています。
基本的なこととして、長期投資に過度な期待は禁物ということです。
平均利回りは4~5%が普通です。
この考えていくと
・35歳500万を30年で2000万にするには年率4.8%
・35歳300万で6.6%
これ以降はさらに高い利回りが必要になり現実的に考えて、初心者には無理です。
しかし、これはあくまでも最初の投資資金のみでの話になります。
そのため、この章では+αで節約し、投資資金を増やしていきましょうということをおっしゃっています。
この考え方は非常に共感できます。
私の周りでも無駄な保険やスマホ、車のローンなどいろいろと節約できることがあるのにしていない人がいます。
節約を月に1万できれば、年間12万です。
10年で120万になり、これを投資にまわすことで、利益がさらに上がっていきます。
また、節約は全くのノーリスクですから、やらない理由がありません。
これはぜひみなさんも検討して下さい。
ちなみに私はすでに保険の解約などしているので参考にしたい方はこちらをどうぞ。
30代と言えば、何かとお金について考える時期です。 ・今から結婚式を挙げる予定の人 ・出産予定の人 ・子供が進学予定の人 ・マイホーム購入予定の人 ・転職予定の人 ・老後が心配な人 などなど、いろいろなイベントが今後控えていますよね(^^)[…]
さらに、節約の次に優良株の探し方まで解説してくれています。
具体的な内容は本書を確認して頂きたいですが、資産バリュー投資について、長期的に保有できる企業の特徴を解説してくれています。
3限目:株式投資・積み立て・ファンドを組み合わせて2000万円達成の可能性を探る【WWW9945】
この章は、できるだけ無理のない投資と貯蓄を併用した2000万円到達までの方法を示してくれています。
具体的に9つのパターンに分けて解説してくれているため、とても分かりやすいです。
例えば、私の35歳300万のパターンでは
・月2万を定期預金
・月2万をつみたてNISAで投資信託
これで合計約2200万程度になる計算です。
※本書ではもっと具体的に何を買ったらいいかまで解説してありますので、知りたい人は購入して下さい。
このように、かなり手堅くかつ現実的な方法かなと感じました。
実際私も、つみたてNISA+投資信託+普通預金のため、これに近いものがあります。
国債・定期預金というリスクの少ない商品を選ぶことで、投資に抵抗のある人も取り組みやすいのではないかと思います。
しかし、これはあくまでも30代の話です。
40代・50代になると、このプランでは2000万円は厳しく、よりリスクのある商品紹介になっています。
さらに50代ではリスクに加え、何らかの形でさらに300万は別に必要であることが前提とされています。
この捻出方法も例を挙げられていますが、結局のところ
・贅沢品はやまましょう
・無駄な物はなくしましょう
これにつきるかなと思います。
それでも50代に必要な銘柄も詳しく解説してくれており、何とかなるのではと思わせてくれるので、50代以降の方は必見ではないでしょうか。
いずれにしろ、コツコツ努力することの大切を著者は伝えていました(^^)
4限目:米連続増配高配当株・配当再投資戦略で2000万円【バフェット太郎】
この著者は知っている方も多いのではないでしょうか?
私もブログ「バフェット太郎の秘密のポートフォリオ【米連続増配高配当株・配当再投資戦略】」や「バカでも稼げる 米国株 高配当投資」を読んでおり知っていました。
この章を読んでの感想は
です。
この章では、今までの章と違い、米国株だけで2000万作ることを目指しています。
そして、普通に米国株に投資して2000万達成可能なのは、
・45歳で500万
この3パターンだけだと言っています。
この人たちは著者がいっているように「バカでもできる」投資方法で達成可能なので楽勝です(^^)
これは「バカでも稼げる 米国株 高配当投資」を簡単に要約しているような内容になっていました。
ただし本書ではこれ以外のパターンの「バカではできない」投資方法も解説してあります。
本書で詳しく解説していますが、「バカではできない」とは投機を取り入れるということです。
この投機とは投資ではなく、ギャンブル性が強く、ほったらかしにしていは大変なことになります。
そのため、「バカではできない」とおっしゃっているのでしょう。
しかし、そのための根拠や何に投資したらいいか、どのタイミングで気を付けたらいいかを解説しているため、分かりやすいです。
そもそも米国を嫌がるひともいるでしょうが、日本株との違いや為替のリスクについてもきちんと解説してありますので、初めての人でも非常に読みやすいです。
また、「バカでも稼げる 米国株 高配当投資」の時よりも紹介銘柄が最新情報になっており、より参考になると思います(^^)
5限目:7年後の株価を予想する多段階配当モデルを使った長期投資で増やす【山本潤】
この章は日本の超成長株に長期投資し、利益を得ようとうお話しですが、
まず、自分のパターンなら7年後に株価が何倍になっていないといけないのかを確認します。
これは一覧表が記載されてあるので、確認するだけですが、
私の場合は35歳300万で
7年後に1.56倍、複利年率は6.53%となっていました。
よって、これよりも大きな数字をだせる銘柄を探し出して、保有し配当金の再配当を繰り返していけば2000万貯まりますよ。というお話です。
また、長期保有することでのリターンとリスクについての考え方も書いており、なるほとなと思いました。
しかし、その後の超成長株を見つけるのが難しい(-_-;)
著者は5つのステップと6つの計算で予想ができると解説しています。
これ私が投資初心者だからだと思いますが、
イメージできない。
丁寧に解説してあるので、理屈はものすごく分かるのですが、日本株の知識ゼロの人間にはどのステップもイメージが難しく、全然買える気がしません。
もちろん、私の勉強不足です。
この本一冊で全てを理解できるわけないので、他の本で勉強してから再度読み返そうと思いました。
まとめ
いかがだったでしょうか?
私の個人的な感想がほとんどだったため、あまり参考にはならなかったと思います。
でも投資方法にもいろいろとあることは分かって頂けましたかね。
私も知らないことが多く、まだまだ勉強だなと感じております。
全体的な感想としては30代は今からコツコツ始めれば何とかなるかなと思いました。
しかし、40代・50代で資金もない人はまずい。
そんな人のほうが本書のヒントが役に立つように感じました。
いずれにせよ、まだ投資を始めていない人は絶対にチャレンジするべきです。
まずは読んでみましょう。