どんな特徴があるの?
こんな疑問にお答えします。
SBIネオモバイル証券(通称:ネオモバ)とはSBI証券と、ファミマなどでお馴染み「Tポイント」とマーケティングを繋ぐCCCマーケティングの共同出資で誕生した会社です。
どちらも業界最大手の企業であるため、証券会社としての信頼度は高いと言ってもいいかもしれません。
しかし、実際のサービス面を見た場合、本当に万人にオススメできるサービスなのでしょうか?
今回はネオモバの特徴、メリット・デメリット、実際に使った使用感からどのような人にオススメできるのか解説していきます。
そんな事より実際の投資成績が知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
ネオモバは本当にオススメなの?:3つの特徴
前提として、ネオモバが取り扱っている商品は国内株式・国内ETF・REITのみです。
2020年3月時点では外国株は取り扱っていません。
ネオモバには大きな3つの特徴があります。
・1株から株が買える
・毎月Tポイントがもらえる
Tポイントで株が買える
自分が保有しているTポイントを使って株を購入することができます。
もちろん「1ポイント = 1円相当」で利用できます。
1株から株が買える
ネオモバは1株から株を購入することができます。
他の証券会社では株の購入は100株からとなっているため、まとまったお金が必要です。
しかし、ネオモバは1株から購入できるため、通常の100分の1の予算で購入できます。
毎月Tポイントがもらえる
期間固定のTポイントを毎月200ポイント貰えます。
つまり、ネオモバを開設すれば毎月200ポイント分は無料で株を購入できることになります。
ただし、注意点としてこのポイントはネオモバだけでしか利用できません。また有効期限もあるため、利用時期に注意しましょう。
その他の特徴
・WealthNaviのロボアドバイザーによる自動売買
・ひとかぶIPO
ネオモバは本当にオススメなの?:メリット
ではどのようなメリットがあるのでしょうか?
主に3つです。
・月額200円の管理費
・1株で分散が細かくできる
上記の特徴と重複する部分もありますが、あらためて確認していきます。
Tポイントで運用できる
特徴にもあったようにTポイントで株の購入ができます。
今、貯まっているポイントや今まで無駄にしていたポイントかある方には、かなりのメリットになるのではないかと思われます。
月額200円の利用料
上記のように月額利用料金は税込み220円です。
しかも、毎月Tポイントを200ポイント貰えるため、実質の負担額は消費税分の20円だけです。
ただし、注意点があります。
・取引しない月も利用料金がかかる
そのため、50万円以上の取引を頻繁に行う人は他の証券会社がいいかもしれません。
また、取引を行わない場合も料金が発生するため注意です。
Tポイントは貰えるのでたった月20円の負担ではありますが、それでも全く利用しない人にとっては損でしかありません。
そんな人は一時停止の手続きを行って下さい。
もちろんTポイントも貰えなくはなります。
1株で分散が細かくできる
個人的にネオモバの最大のメリットは、この1株で購入できることだと思います。
通常、株は100株からの購入です。
そのため、1社の株を買うのに何十万とお金がかかります。
そのため、投資初心者が株を購入しようと思ったら、せいぜい2~3社で資金が尽きてしまいます。
これ、ものすごくリスクが高いです。
仮のそのうちの1社が倒産でもしたら、資産の三分の一を減らしてしまうことになります。
そこで、できるだけリスクを減らすために、色々なジャンルの10社以上の会社に投資し、リスクを分散します。
しかし、これが他の証券会社では資金的に難しいのです。
これを可能にしてくれるのはネオモバだけです。
上記のように、約159円で購入できる株もあります。
これなら10社の株を購入したとしても15,900円なので、ちょっと節約すれば何とかなるのではないでしょうか。
そもそも私は個別株の投資よりも、インデックス投資をオススメしています。
インテックス投資が分からない人は下記の記事を参考にして下さい。
インデックス投資て何? 投資は難しくてよく分かりません こんな疑問にお答えします。 私は2019年7月からインデックス投資を開始しています。 過去の実績はこちらの記事をご覧下さい。 [sitecard subtitle=関連[…]
要するに、自分で日本の個別株をたくさん集めて、独自のインデックスファンドを作ることで、リスクを最小にしようということです。
ネオモバは本当にオススメなの?:デメリット
ではデメリットについてみていきます。
主に4つです。
・利用しなくても手数料はとられる
・NISA・iDeCoがない(SBI証券でならあり)
・取引時間が決まっている
上から2つはメリットで解説したとおりです。
残りの2つについて解説します。
NISA・iDeCoがない
投資初心者がまず始めるべきなのがNISAとiDeCoです。
しかし、ネオモバはこの2つを利用することができません。
iDeCoに関しては関連会社のSBI証券を介して利用することはできますが、何よりNISAが利用できないのが痛いです。
まだNISAを始めていない人は、まずNISAから始めましょう。
オススメは楽天証券です。
こちらの記事で確認して下さい。
楽天銀行と楽天証券は同時開設した方がいいの? 投資をする予定はないけど何かメリットがあるの? 今から楽天銀行を開設しようと思っていて、こんな悩みをお持ちの方いませんか? ズバリ、楽天証券も開設するべきです! なぜか? 金利が[…]
楽天でつみたてNISA始めたいけど、何買っていいか分からない? 実際の運用実績はどうなの? という疑問にお答えしようと思います。 私は2019年からつみたてNISAを始めています。 また、妻も同時期に始めているため、2人分のつ[…]
取引時間が決まっている
通常、個別株の取引きは平日の「朝9時から11時30分まで」と、「12時30分から15時まで」取引できるようになっています。
しかし、ネオモバでは下記のようになっており、自由に取引ができません。
・10:30~21:30に注文:翌営業日の前場始値で買付または売却
・21:30~24:00に注文:翌営業日の後場始値で買付または売却
ネオモバは本当にオススメなの?:実際に開設してみた
実際に私は開設してみたのですが、手続きはかなり簡単です。
まず用意するものとして
・マイナンバーカードか通知書
・クレジットカード
・銀行口座(できればネット銀行)
用意するものとしては以上です。
すべて揃っている方はすぐに申し込みを行えます。
ただし、登録完了までに多少時間がかかりますので、余裕を持って申し込むことをオススメします。
おおまかな流れとして
・メールを登録する
・受け取ったメールからログイン
・基本情報入力
・ユーザーネーム・ログインパスワードがメールで届く
・マイナンバーカードの情報を写真でアップし審査へ
・職場やクレジットカード情報入力
・審査結果が届く
・口座開設完了のご案内のハガキが発送される
・ハガキが到着し登録完了
・ネオモバに入金
・取引開始
このような流れで、およそ1週間前後かかると思います。
注意点としては、ネット銀行をオススメすることと、クレジットカードを用意することです。
私はもともと楽天銀行・楽天カードを利用していたので大丈夫でしたが、もしどちらもないなら事前に申し込んでおくとスムーズです。
どこの銀行でもいいのですが、振り込み手数料や手間を考えるとネット銀行がいいです。
住信SBIネット銀行か楽天銀行なら無料で振り込みできます。
またクレジットカードも合わせて持っておくと便利です。
Tポイントに合わせるならTカード
楽天に合わせるなら楽天カード
これで準備完了です。
ネオモバは本当にオススメなの?:実際に購入してみた
上記がログイン後のトップ画面です。
購入はネオモバのアプリから簡単にできます。
この画像はパソコンからですが、スマホの方が使いやすいです。
実際に18社の株を合計約25万円で購入しました。
そのうちの1社がこちらです。
みなさんご存じのNTTドコモです。
ご覧の通り、1株で3,281円もします。
通常であれば328,100円ないと株が買えません。
しかし、ネオモバは1株から買えるため
私は4株13,124円で購入することができました。
このように小分けにして、計18社に分散することができました。
やはりここが、ネオモバの最大のメリットですね。
※この株を推奨しているわけではありません。
ネオモバは本当にオススメなの?:まとめ
私が考えるネオモバがオススメな人はこちらです。
・さらに、日本株を購入したいが、まとまったお金がない
・毎月の購入額が50万円を超えない
これらの条件に当てはまる人は利用するメリットがあると思います。
正直、ポイント投資だけで始めようと思っている人にはオススメしません。
なぜなら、まったく資産が増えないから。
そして、ポイントだけだと真剣に考えないからです。
それだと時間の無駄になってしまう可能性があります。
やはり投資を始めるのは資産を増やしたいからだと思います。
そのためには、まとまったお金と真剣に学ぶ努力が必要です。
決して楽して稼げるわけではないです。
最近、家計管理はできていますか?
無駄な保険に入ってないですか?
まずはここを見直して、余剰資金を確保しましょう。
こちらを参考にして下さい。
お小遣い制で困っている方へ お小遣い制だけどパートナーが嫌がってます。 何か上手いこと説得できないですか? それにお小遣い制にしてるけど貯金も上手くできてません。 何か、便利なツールとかあれば、ついでに知りたいんだけど? とお困り[…]
その余剰資金が確保できたら、株を開始しましょう。
投資は自己責任です。
決して無理はしないようにして下さいね。