500万円ぐらいあるんじゃない?
私は理学療法士をしている男性です。
2019年で仕事を始めて11年目の35歳です。
よく利用者の方からこんなことを言われます。
というわけで、今回は普段職場では言えない理学療法士の年収について暴露します。
そもそも個人的に理学療法士はオススメしません。その理由はこちらの記事にありますので気になる方はご覧ください。
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理学療法士で年収500万は無理?:実際の年収公開
さっそく年収公開です!
明細は載せれないので、細かい端数は省略していますが、おおよそこれくらいです。
役職はチームリーダーということで、役職手当が毎月5,000円ついてます。
多いか少ないかは人それぞれの価値感にもよるので、一概には言えませんが同世代の他職種の友人と比較すると少ない方です。
ちなみに、
・一般的なサラリーマンの平均年収は約410~430万
となっているため、決して少なくはありません。
理学療法士で年収500万は無理?:年代別の平均年収
先ほどの平均年収のデータと比較すると、「やっぱり高いじゃないか」と思われる方もいるかもしれません。
しかし、先ほどの平均年収は全年齢での平均になるため、年代別に比較してみます。
※男性のみです。
理学療法士 | サラリーマン | 差 | |
30代前半(30~34歳) | 403万 | 452万 | 49万 |
30代後半(35~39歳) | 429万 | 512万 | 83万 |
40代前半(40~41歳) | 468万 | 575万 | 107万 |
40代後半(45~49歳) | 480万 | 649万 | 169万 |
50代前半(50~54歳) | 561万 | 688万 | 127万 |
50代後半(55~59歳) | 519万 | 658万 | 139万 |
年々差が広がりますね(^-^;
年収500万円に到達するのはかなり先です。
理学療法士という職業は、昇給がかなり緩やかです。
全く昇給しないわけではないですが、私も10年間で約30万ほどしか年収が増えていません。
理由としては
・私たちが稼げる限界が1週間で約20万ぐらいと上限がある
・急激に人数が増えており、若い人が多く管理職になれない
以上のような点があげられます。
特に、手っ取り早く昇給しようと思ったら、管理職になるのが一番ですが、部長・課長が30代後半から40代前半のところが多く、そのポジションが空くのはまだまだ先です。
空いたとしても、1~数人の席を何十人で取り合うわけですから、ちょっときびしいですよね(^-^;
こちらの記事では給料が安い理由、そのための対策について解説してます。
≫ 理学療法士の給料は安いです【現実を受け止め対策しましょう】
理学療法士で年収500万は無理?:仕事のモチベーションどうしてますか?
先日、理学療法士協会のアンケートに
「働くうえで、重要だと思うものは何ですか?」
というものがありました。
7つの項目から一つを選ぶものでしたが、その中で一番だったのが
たしかに、この仕事はやりがいのある仕事です。
しかし、あくまでも仕事です。
ポランティアではありません。
それに見合うだけの給料は必要です。
また、このアンケートは60%以上が20~30代が回答しています。
さらに、メールで返信するタイプのアンケート調査でしたが、はっきりいって回答率が悪いです。
会員約11万人に対して回答者5,666人、約5%しかありません。
この5%の人たちは、もともとモチベーションが高くやりがいを感じている人たちだと思います。
私の職場で数人に聞いてみたら、やっていたのは1人だけ、その人はやはりモチベーションの高い人物でした。
だからこその結果です。
今は若い人が多いですが、年齢層が上がるにつれ、給料への不満はでてきます。
その時にどうやってモチベーションを維持していくのか。
本当に給料以外のやりがいだけでモチベーションが保てるのでしょうか。
こちらの記事に理学療法士として楽しく仕事をするためのヒントを解説しているので、現状に退屈している人はぜひ(^^)
≫ 理学療法士なら楽しく仕事しましょう【3つの事を意識するだけです】
理学療法士で年収500万は無理?:転職しかありません
理学療法士として年収500万を達成したいなら、転するしかありません。
もちろん現状でもうすぐ届きそうな人は今の職場でいいかもしれません。
しかし、
・現状で年収400万円もない
このような人達はまず無理だと思って下さい。
私は妻と2人で理学療法士をしていますが、昇給はよくて2,000円程度です。
10年働いても年収は20万円程度しか変わりません。
スタートの年収が350万であれば、年間20万上がると仮定すると、
20年後390万
30年後410万
スタートが450万なら、
20年後490万
30年後510万
これでようやく500万円です。
いかにスタートの年収が大事なのか分かって頂けたと思います。
お金が全てではないですが、お金が必要なのは間違いありません。
探せばきっと今より良い条件の職場はあります。
まずはマイナビコメディカルでリサーチしてみましょう。
市場調査は必須です。
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理学療法士で年収500万は無理?:まとめ
結論
・このままいけば年収500万円に到達するのは早くて50代
・飽和状態にある理学療法士は今後さらに厳しい可能性がある
上記のように年収だけでみると、決して高い職業ではないことが分かって頂けたのではないかと思います。
ですが、ちょっと見方を変えてみます。
私たちの仕事の最大のメリットは残業がないことだと思います。
よく他職種の友人に話しを聞くと
・20時に帰ってくれば早い方
・だいたい帰宅は22時ぐらいになるから、子供の顔もみれない
などなど
みなさん忙しそうです。
そして、給料にはこの残業代も含まれており、これがないと生活できないという人がほとんどです。
私はというと
・仕事は8時30分~17時30分までの8時間労働
・休みは年109回
ここから年収を時給換算すると約2,200円になります。日給にすると17,600円。
どうですか?
拘束時間で考えるとまだ時給は下がりますが、みなさんの時給はいかがですか?
何かにお金や時間を使う場合、この時給換算で考えると一つの判断材料として使えます。
・タクシー代を浮かせるために、30分歩く
・友人に頼み事をされたが、それだけの価値があるのか
あなたの時間を使うということは、あなたの時給を奪うことになります。
100円の節約の為に30分もかけて買い物に行くことが、いかに割に合わないことか分かると思います。
私たち理学療法士はプライベートの時間が多いため、自己研鑽の時間として有効活用し、自分の時給単価を上げる努力をしていくことが年収アップへの近道となります。
一緒に時給を上げていきましょう(^^)/
「残業が多い」、「上司と合わない」などと感じながら、仕事を辞めたいと思っている人はこちらの記事がヒントになるかもしれません。
≫ 理学療法士を辞めたい人へ【やめたいと思ったらやるべきこと】
転職成功の秘訣は【非公開求人】にあった!/DODAエージェントサービス