私は35歳の理学療法士です。
2019年10月現在で11年目になります。
回復期・維持期の病院に勤務しており、職場での立ち位置はリーダーというポジションで、主任の一つ下です。
みなさん、理学療法楽しいですか?
疲れてないですか?
私は結構疲れてます(^-^;
大きな要因としては
・コミュニケーション疲れ
この2つがあげられるのではないでしょうか?
私、日々臨床で働いているので、毎日18~20単位は実施しています。
昼休み以外ほとんど動いています。
また、職員同士のいざこざ、患者さんのとのコミュニケーションもあります。
今回はこれらのことをちょっと掘り下げて解説し、今後の働き方について考えていきたいと思います。
体力的な疲れ
何といっても体力勝負
理学療法は何といっても体力勝負です。
重労働とは言わないまでも、体を動かさないことにはお金にならないのが私たちの仕事です。
一日に18~20単位、時間にしたら6~7時間は動きっぱなしです。
ちょっとでも体調が悪いと歩行訓練で一緒に歩くのも辛いし、ストレッチするのも辛いし、休みたい!となりますよね。
でも、私はたちは単位に支配されているので、時間を買うために、体を動かすしかありません。
たまに、作業療法士が患者さんの塗り絵やパズルしているのをただ眺めているだけの姿をみて、
と、心の中で思ったり
※別に作業療法士をディスってるわけではありません。りっぱな認知機能訓練なのは承知です(^-^;
女性が触れるか触れないか程度の軽いタッチでナデナデしているだけの姿をみて、
と、心の中で愚痴をこぼしたくなる時もありますが、しかたありません。
※手技はいろいろなので、手段を否定しているわけではありません(^-^;
このように理学療法士は体を動かすことで対価を得ていますが、その過程は関係なく時間を使ったかどうかだけで判断されます。
ならさぼっちゃおう
という発想になる人もいるでしょう。
どんな方法であれ、時間が過ぎればお金になります。
・ダラダラと歩行訓練という名の散歩を延々としてもいいでしょう。
・会話を楽しみながら、ゆる~いマッサージだけしてればいいでしょう。
でも
と思いませんか?
たしかに楽でしょう。
でもこれこそ辛くないですか?
疲れないですか?
目的が時間潰しになっています。
あなたの・患者さんの貴重な時間がただの時間潰しで消費してしまうのはもったいない。
疲れる原因を自分で作っていませんか?
コミュニケーションによる疲れ
職員同士の人間関係に疲れる
的な雰囲気だしている人、多くないですか?
他の仕事を知らないので、比較はできないですが、理学療法士の世界では、なぜかすぐに天狗になる人が多い。
・ちょっと研修会で○○手技の基礎コース終了
・○○のアドバンスコース終了
みたいな人は、かなり鬱陶しい。
※手技を否定しているわけではありません。それ扱う人の問題です(^-^;
そんな人と議論したり、特に新人が症例発表などするのは苦痛でしかないですよね。
そんな人はただただ持論をぶつけて、潰しにくるだけだから。
こんな人達の相手をまともにしてたら、疲れます。
無駄にストレスが溜まるので、可能なら距離をおきましょう。
よりよいのは、その人と同じ土俵を学んだり、また苦手な分野を極めて論破してみるのも楽しいと思いますよ。
逆転の発想で、いい発奮材料になるのでは?
患者さんとのコミュニケーションに疲れる
これは医療職であれば、切り離せないですよね。
特に理学療法士は一対一で1時間も相手をすることがあります。
リハビリをしながら、会話をしてコミュニケーションをとり信頼関係を築いていく。
結構疲れます。
もちろん信頼関係が築ければ、苦に思うことはないのですが、それまでが大変。
やはり人間同士なので、相性があります。
・どんなに時間が経っても、何か会話がぎこちない。
・どう頑張っても信頼関係が築けない
そんなこともあるでしょう。
学校では一応心理学を学んできたとは思いますが、理論や理屈ではどうしようもない部分がありますよね。
無理に頑張るのはやめましょう。
相手もいい大人の場合がほとんどです。
無理に会話をする必要はありません。
必要な情報だけ聞けばいいのです。
その中で、ちょっと話せそうな事だけ話ましょう。
リハビリは接客業という人もいますが、あくまでも本質はリハビリです。
最低限の接客態度は必要ですが、媚びる必要は皆無です。
また、高齢者に対しては・こちらがちょっと大人になってあげましょう。
高齢者をばかにしているわけではありませんが、少しずつ正確な判断ができなくなるのは当たり前です。
相手の発言にいちいち反応することなく、ちょっと大きな気持ちでとらえると疲れることも減ると思いますよ。
ちょっと未来のはなし
ここまで読んでみて、それでも疲れるなと思った人、
いると思います。
やはり体は動かすから体力勝負に変わりはないし、結局コミュニケーションもとらないといけない。
そんなあなたは、環境を変える必要があるかもしれません。
最近は、病院勤務とは別に、様々な働き方がでてきています。
いくつか紹介するので、参考にしてみて下さい。
①経営者になる
もう自分が経営者になってしまいましょう。
年々、入院期間の短縮・医療費の削減のため、回復期のみで改善しないケースが多々あります。その後のリハビリを希望しても、受けられない人達が今後も増えると思われます。
そんな人達向けの、リハビリ特化型のデイサービスや自費でのリハビリ施設は年々増えており、需要もあります。
経営者となることで、体力面やよけいなコミュニケーションから逃げましょう。
②副業する
これは、現在の仕事を続けながら、別の副業をすることで、仕事とは違ったやりがいや資産を増やすことを目的とします。
種類はさまざまで、理学療法と全く関係ないことをやってみるのも、ありだと思います。
私たちは専門職のため、専門バカになりがちです。
学生時代にアルバイトすらしたことない人もいます。
そのため、副業でいろいろなことにチャレンジすると、新し景色が見えてくるかもしれません。
そして、副業で稼ぐことができれば、理学療法士としての時間を減らせるかもしれません。
今まさに終身雇用は終わりを迎えています。
理学療法士も例外ではありません。
すでに需要と供給のバランスが崩れ、理学療法士が溢れている時代です。
次の一手を持っておきましょう。
③資産運用する
あなた、資産運用してますか?
理学療法士は給料が安いと嘆いている割に、お金について勉強していない人が多いです。
預貯金だけですませてないですか?
投資しってますか?
知らないならすぐに勉強しましょう。
若いうちに資産運用していれば、将来の大きな手助けとなります。
もちろん、今すぐ豊かにはなりませんが未来のためです。
ちなみにFXや単株投資はあまりおすすめしません。
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まとめ
いかがでしたか?
最後の経営者はちょっとハードルが高いですが、副業と投資はすぐにでも始められると思います。
もちろん、職場を変える、転職するのもいいでしょう。
しかし、この2つの疲れはどこで働こうと労働している以上なくなりません。
それなら、少しでも今の生活が楽なり、労働時間を減らせる努力をしてもいいかもしれません。
働くことは大事ですが、一番は体が健康であることです。
もう一度、自分の環境を見直してみましょう。
少しでも参考になればうれしいです(^^)